フィジアンの慣習
“Vakamamaca”(ヴァカママカ)島国のおもてなし
~フィジアンオンライン英会話講師のロアタ(Loata)さんからお便りが届きました。~
『息子のルぺ二(Rupeni)がU20ラグビーでフィジー代表に選ばれ、タヒチに遠征に行って帰ってきました。初めての海外遠征でした。
私たちの慣習で、初めて海外に旅行して無事に家に戻ってきたときにはお祝いのために集まります。この式を”Vakamamaca”(ヴァカママカ)と呼びます。
美しく上質なマット、タパ、花輪、そして材料を巻いたものが彼を家に迎えるために使われています。』
一口説明:『タパ』とは、桑の木の皮と、竹の版木を使った伝統的な手法でつくられる柄素材。
古来より、太平洋諸島の島々では、木の皮をはがして水に浸し、乾かして木の棒で叩いて薄くのばし、儀式や日常の洋服代わり使用するなどしていました。起源は中国を言われており、東南アジアから南太平洋諸島へと広がり、島々によって独自の柄が伝統的に使われてきました。とても貴重なものです。
フィジーでは、こうして伝統的に、はるばる海を渡ってきた人々に対して乾いた布を渡すという事を、おもてなしの心として受け継いできたのだと思います。
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